【ネタバレ微々】どっちのiが好きですか?感想
【ゲームの特徴】
なんと言っても各ヒロインに「リードする」「リードされる」という2つのルートが用意されているのが最大の特徴
ちょっとエッチシーンが変わるくらいかなと思ってたらシナリオ丸々別だったので驚きのボリュームでした
「キャラの二面性」が死ぬほど好きなので購入の決め手でもありましたね
同じヒロインでも違う角度からの魅力を楽しめるし、シナリオだけでなく片方のルートしかないCGやえっちシーンがあり、片方のルートが終わった後でも新鮮な気持ちで別ルートに入ることができたと思います
それにもう1つの特徴として「EXピロートーク」があります
ようは事後のシーンでキャラにタッチして反応を楽しむというもの
ピロートークシーンも好きでここに拘ってるゲームは基本的に評価高めなので大好物でした
「終わった後に甘えてくる彼女が頭撫でて欲しそうにしてて察してるけどあえて胸触りにいって怒られたさすぎるな」みたいな某実況者のキツツイートみたいなことができるわけですよ
控えめに言って神システム
【音楽】
ボーカル曲はOPEDの2曲
OP「僕らのwatercolor」
青春ものっぽく疾走感があり、これからの出会いを予感させる曲
ED「イリデッセンス」
これからも二人の幸せを感じさせる優しくも力強いED
どちらもとても作品にマッチした良曲でした
主題歌だけ乗せておきます
【各ヒロインルート感想】
種村小柚子(CV花園めい)
学業優秀容姿端麗、それでいてノリもいいパーフェクト元生徒会長
一人暮らししていた場所が違法建造物であったことが発覚し、急遽主人公のアパートに引っ越してきたお隣さん
主人公のボケに付き合ったりストレス発散にバッティングセンターに行くなど万能型お姉さんキャラなのに親しみやすさを感じさせてくれるヒロイン
<リードするルート>
リードするとは言っても相手は年上のお姉さん
最初の告白からして相手に一枚上をいかれてしまうわけですがそれがこの小柚子先輩の良さでもあるですよね
そう簡単には手綱は渡しませんよと
ただそれでも主人公がリードしようと(小柚子先輩のフォローの元)あの手この手で頑張る訳ですが次第にあの小柚子先輩が甘えてくるようになる過程が最強でした
ピロートークシーンのあの甘えた表情は反則だと思うの
<リードされるルート>
やっぱり年上お姉さんに手を引かれて、っていうのは全男の理想なんだということをまざまざと見せつけられたルート
序~中盤は特に気持ちいいくらいに引っ張ってもらいましたね
このルートでは先輩の家庭、将来の話まで踏み込んでいてそこに主人公がフォローしてあげるっていう関係性が良かったです
他のルートでも言えることですがリードされると言っても男としての見せ場もしっかりあるのがこの作品のいいところでもありますね
四谷・グレンジャー・ハンナ(CV歩サラ)
近くのお嬢様学校に通う主人公の学校でも噂になるレベルの美少女
お嬢様+元海外暮らしというわけで無知系のシチュエーションがとても似合う
とにかく素直なので一直線にぶつかってくるヒロイン
<リードするルート>
リードするルートでは恋愛初心者のハンナと交流を続けることで徐々に甘え上手になってくるのが良かったです
妹ちゃんと仲良くするとヤキモチモードに入るのもかわいかったですね
このルートもハンナの人となりを形成した家族の話になりますが一度決めたら暴走しがちなハンナを主人公がしっかりリードしてくれていいエンドに導いてくれてホッとしました
最後びっくりしたぞハンナァ!
<リードされるルート>
リードされる方では決めたことには一直線のハンナを主人公がフォローしていくお話
リードする方も特に終盤はそういう感じで進んでいたので四人の中では一番差違が感じにくいと思いました
とにかくドストレートにしたいことや好意を伝えてくれるので終始ドキドキさせられっぱなしでした
こちらも家族の話を軸に進んでいくわけですがこちら側の話のほうがキレイな終わりかたに見えて好きでした
上ノ山芽愛(CV飴川紫乃)
学校兼バイトの後輩
主人公にはわりとすでになついてて見かけるとセンパイセンパーイって走ってくるタイプ、かわいい
公式でどMって書かれてるけどそこまでMじゃなくてただのイジられ体質
イジってくれる人になつく
<リードするルート>
積極的に絡んでくるわりにこちらから追うと逃げちゃうタイプなので先輩としてリードしていくお話
バイトが同じで共通でも元々近い距離でしたがそこから恋愛感情に変わって戸惑うのが可愛すぎましたね
いざと言うときに弱気になっちゃう芽愛にもしっかり対話を重ねてうまくリードしていく主人公にも好感が持てました
終始相手のリードに引っ張られてたのに最後に大胆な行動を見せてくれてとてもドキドキしました
<リードされるルート>
大好きなセンパイに釣り合う女性になるため芽愛が奮闘するお話
最初はやっぱりうまくいかなくて試行錯誤の日々で小柚子のリードするルートの逆みたいな印象でした
でも好きな人が頑張る姿が嫌いな男子はいないのでそういう一途なところが好き
主人公も魅力的になっていく芽愛に信頼を置くようになり、関係性の変化を非常に楽しめる話でした
終盤に摩耶が正妻ムーヴをかましてきたのでどっちのルートかわからなくなった…
英摩耶(CV明羽杏子)
圧倒的な口撃力で全生徒に恐れられるドS生徒会長
全ての人間にマウントを取りたがる
主人公との内申稼ぎのためのクラス委員長争いに破れた因縁を持つため、共通から言ったら言い返す、お互い遠慮のない会話が展開され、一番距離の近いヒロインでもあります
Sキャラは打たれ弱いというのは今や世間の常識ですが何を言われてもカウンターが飛んでくる鋼メンタルの持ち主だし、ツンデレ貧乳キャラなのに相手を貶めるためなら自身の貧乳(自己申告)ですらネタにしてくるというとにかくこれまでの定説が全く当てはまらないキャラ
<リードするルート>
強気ドSキャラだが、自分と恋仲になったと知れると迷惑かかるので主人公との仲を学校では秘密にする等、相手を思いやったり素直な言動が目立ちました
共通で強力なキャラ付けを見せてきたのでそのギャップを楽しめるルートでしたね
これだけ強烈なキャラだと普通に乙女になっちゃうだけでも抜群の破壊力
とにかくこの二人の会話(言葉の応酬)は見てて飽きなかったです
<リードされるルート>
今回は逆に主人公との仲を周りにアピールしたり、持ち前の「強気ドS」でぐいぐい引っ張ってくれるので英摩耶というキャラを存分に楽しめる話でした
やっぱ自慢したかったんですねw
集中線とどや顔が似合う女
リードする方でもそうだけどとにかくこの二人の会話劇が非常に面白い
終盤では摩耶の過去にも踏み込んだ話もありびっくりな展開もあったがとにかく素ではしゃぐ摩耶が最後までかわいかったです
2019年に出たキャラでは最強クラスの破壊力を持っていました
あの涙はダメです僕が死にます
【総評】
コンセプトである「2つのルート」によりヒロインの魅力を余すことなく伝え、キャラゲーとして非常に完成度の高い作品になっていると感じました
コンセプト以外にも評価したいのが
・シナリオにダレがない
・主人公が優秀
の2点です
まず昨今のキャラゲーでよく見かけるの中~終盤の無駄シリアスが全くない
主人公とヒロインの関係性を意識してつくっているためか、2ルート作るボリュームのせいで入れる余裕がなかったのかはわかりませんが、個別ルートはデートや日常のシーンがほとんどで余計なシーンが一切無かったのが非常に快適でした
それとキャラゲーでも男主人公は魅力的じゃないと作品として許せなくなってる私ですが今回の「辻堂忠臣」という主人公はかなり良主人公であったと思います
とにかくヒロインとの会話が多く、問題があれば先送りにしないでその場で対話を通じて問題を解決する言葉を投げられる主人公でしたので不快感がほぼ0でした
そしてかわいいとかありがとうをしっかりその都度伝えられるのでヒロインが愛されてるのを実感してるシーンが多いのも良かったです
こいつモテないって嘘でしょ…
とにかく不快な要素がなく、高品質なイチャラブをプレイできました
【最後に】
このゲームは純愛ゲーの中でもトップクラスに好きな作品になったので初心者含めまだ未プレイ者に強くオススメしたい作品です
ネタバレ込み込みの話もしたいのでプレイした後に声かけてくれると喜びます
ここまで読んでくださりありがとうございました
リサちゃん攻略できるFDもしくはパッチはよ